ベトナム・ハノイ視察報告

6月中旬、ベトナムの首都ハノイを訪問しました。

今回の視察は、当社で勤務していたベトナム人社員が結婚のため一時帰国しており、その案内を受けながら現地の状況を把握することを目的としました。

 

当社では現在、2名のベトナム人スタッフが働いています。募集を行えば応募はあるものの、生活環境や文化の違いから短期間で退職してしまうケースも少なくありません。そのため、現地の生活状況や職場環境を理解し、長く安心して働いてもらえるための方策を検討する必要があります。また、将来的にはベトナムとの製品取引を見据えており、その下準備として工場や日本語学校の見学も行いました。

 

視察では、日本語学校のオーナー様や送り出し機関の担当者と意見交換を行い、ベトナム人技能実習生の生活状況、日本語習得の課題、日本での就労意欲などについて理解を深めることができました。

 

工場見学については、交通事情や天候の影響、また現地案内との調整の難しさから十分な視察時間を確保できなかったものの、

ハノイ市内の産業環境を垣間見ることができました。特に印象的だったのは、日本の中小製造業のような町工場が少なく、どちらかといえば観光や商業が中心の都市という印象を受けた点です。

 

今回の訪問を通じ、現地の文化・産業・人材育成の実情を直接知ることができ、今後の採用活動や海外取引の可能性を検討するうえで貴重な経験となりました。